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現場でよく聞くIT用語!!「フロントサイドエンジニア」について解説!

フロントサイドエンジニア」とは、ウェブサイトやアプリなどのユーザーが見ることができる部分の開発を担当するエンジニアのことです。具体的には、ユーザーが画面上で操作できるようになるボタンやメニュー、文章や画像の配置、フォントやカラーなどのデザインやレイアウト、そしてその動きや効果などをプログラミングして実現するのが仕事です。

フロントサイドエンジニアは、ユーザーにとって使いやすく、わかりやすいUI/UX(ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス)を実現するため、デザイナーやバックエンドエンジニアと密に連携して作業を進めます。また、プログラミングにはHTML、CSS、JavaScriptといった言語が使われるため、それらの知識と技術を習得することが必要となります。

例えば、小学生にとって身近なアプリの例として、「ポケモンGO」が挙げられます。ユーザーが画面上で見たり、タップしたりする部分や、ポケモンが現れた時に効果音やバイブレーションが起きるなどの動作や効果は、フロントサイドエンジニアが開発したものです。さらに、アプリにはポケモンの情報やユーザーのプレイ履歴などが保存されていますが、それらのデータベースの処理はバックエンドエンジニアが担当しています。

つまり、IT業界では多くのエンジニアが協力して、ユーザーが使いやすく、楽しい、そして安心して使えるアプリやウェブサイトを作り上げているのです。フロントサイドエンジニアが担当する部分は、ユーザーが最初に触れる、「顔」のような存在だと言えるでしょう。そのため、使いやすさや見た目の魅力を考えることが大切です。また、「フロントエンドエンジニア」「フロントエンドディベロッパー」とも呼ばれます。

IT業界は、モバイルやクラウド、AI、IoTといった分野が急速に進化しており、これからもフロントサイドエンジニアの役割はますます重要になっていくことでしょう。若い世代には、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミングも身近なスキルとして学ぶことができるので、将来的にはフロントサイドエンジニアとして活躍する人も増えていくのかもしれません。