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現場でよく聞くIT用語!!「UPS」について解説!

ください。

UPSは「Uninterruptible Power Supply」の略で、日本語では「無停電電源装置」と呼ばれます。IT業界で広く使用されており、コンピューターやサーバー、ネットワーク機器などの電力供給を安定させるために使用されます。その主な目的は、電力の一時的な喪失や電力の品質の低下によるデータ損失やシステムのダウンタイムを防ぐことです。

UPSは、内蔵されたバッテリーを利用して電力を供給するため、一般的な市販のバッテリーと異なり、電力が一時的に喪失しても連続した電力供給が可能です。これにより、システムの稼働を一時的にキープすることができます。特に重要なデータやシステムの場合、UPSは欠かせない存在となっています。

UPSの基本的な機能は、入力側の電力をバッテリーに蓄えることと、バッテリーからの電力供給を可能にすることです。UPSは通常、コンピューターや他の電子機器と接続され、バッテリーが充電中でも電力を供給することができます。そして、電力の供給が途切れた場合には、自動的にバッテリーモードに切り替わります。

UPSにはさまざまな形態があります。スタンドアロン型UPSは、単体で使用されることができますが、ラックマウント型UPSはサーバールームなどに設置され、ラックに組み込むことができます。また、UPSにはインタラクティブ型、オンライン型、ラインインタラクティブ型などのさまざまな種類があります。それぞれのタイプには異なる特徴とコストがありますので、使用目的や予算に応じて選択する必要があります。

UPSの主な利点は、以下のような点にあります。

1.電力の安定供給: UPSは安定した電力供給を行うため、急な電力喪失や電力の品質の低下によるシステムの損傷を防ぐことができます。これにより、データの損失やシステムのダウンタイムを防ぐことができます。

2.バックアップ時間の確保: UPSにはバッテリーが内蔵されており、バッテリーモードでの電力供給が可能です。このため、一時的な電力喪失があっても、システムの稼働を一定時間保つことができます。これは重要な作業を中断せずに続けることができるため、ビジネスの継続性に役立ちます。

3.瞬時の切り替え: UPSは、電力供給が途切れたときに瞬時に切り替えることができます。これにより、ユーザーはシステムの停止からの回復時間を最小限に抑えることができます。

4.電力のフィルタリング: UPSは、電力の品質を改善するフィルタリング機能を備えています。電力のノイズやサージを除去するため、システムの安定性を高めることができます。

総括すると、UPSはIT業界において非常に重要な役割を果たしています。データセンターやサーバールームなどの重要な環境で使用され、システムの安定性と可用性を向上させるために必要不可欠なデバイスといえます。