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現場でよく聞くIT用語!!「3層アーキテクチャ型」について解説!

3層アーキテクチャ型」とは、システムやアプリケーションの構成要素を3つの層に分けて設計するアーキテクチャのことです。この構成により、システムの可用性や保守性などの問題を解決することができます。

それでは、3層アーキテクチャ型を構成する3つの層について詳しく見ていきましょう。

1. プレゼンテーション層

プレゼンテーション層は、ユーザーとシステムのインターフェースを担当する層です。つまり、ユーザーがシステムとやり取りする際に扱うUIなどが存在する層です。

この層では、ユーザーからの要求を受け取ったり、必要な情報を表示したりするために、Webサーバーやクライアントアプリケーションなどが活用されます。

2. アプリケーション層

アプリケーション層は、ビジネスロジックを担当する層です。つまり、プレゼンテーション層で取得した情報を一定のロジックにしたがって処理し、次に必要なデータを取得するなどの処理を行います。

この層では、データベースAPIなどとのやり取りなどがあります。また、データの加工や集約、加算、分割などもアプリケーション層で行います。

3. データ層

データ層は、アプリケーション層で処理されるデータを保持する層です。つまり、データの登録や更新、削除などの操作を実際に行う層です。

この層では、データベースシステムなどが利用されます。また、大量のデータを扱う場合には、分散データベースなどが利用されることもあります。

以上が、「3層アーキテクチャ型」を構成する3つの層についての説明です。この構造により、システムの可用性や保守性の向上が図られます。また、各層が疎結合に設計されているため、システムの大規模な拡張にも柔軟に対応することができます。