• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「API」について解説!

API」は、「Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェイス)」という言葉の略であり、コンピュータプログラムが他のプログラムと通信する際に使われる仕組みのことを指します。具体的には、あるプログラムから別のプログラムの機能を呼び出したり、データを送受信したりするための手段を提供するものです。

APIは、プログラム同士が独自の通信プロトコルを使用する必要がなく、標準化された通信方法を取り入れることができます。このため、プログラム間のデータやサービスのやり取りがスムーズに行われ、システムの統合や拡張性を高めることができます。

APIは、主に3つのタイプがあります。

1. 関数呼び出し型API
関数呼び出し型APIは、プログラム内の関数を別のプログラムから呼び出すためのものです。例えば、あるプログラムから、別のプログラムにある計算機能の呼び出しを要求するときに使われます。

2. RESTful API
RESTful APIは、Webサービスとして提供されるAPIです。これはREST(Representational State Transfer)アーキテクチャに基づいており、HTTPプロトコルを通じてWebブラウザや別のWebアプリケーションとやり取りすることができます。RESTful APIは非常に柔軟なシステムを構築することができ、多くの企業が自社のサービスに採用しています。

3. RPC型API
RPC型APIは、プログラムのプロシージャをリモートで呼び出すためのものです。これは、クライアントとサーバーが相互に通信を行うためのものであり、TCP通信やHTTP通信を利用してデータをやりとりすることができます。主に分散システムで利用され、Webサーバーとデータベースサーバーの連携などに活用されます。

最近では、多くのサービスプロバイダーがAPIを提供しており、APIを組み合わせることで、個々のサービスを組み合わせた複雑なシステムを作り出すことができます。例えば、「Google Maps API」を用いたWebサイトなどがあります。

APIは、プログラミング技術者が自由に利用できることから、多くのアプリケーションが開発され、人々の生活に密接に関わっています。今後も、APIはIT業界に欠かせないものとして、進化していくことが期待されます。