「エンドポイント」とは、IT業界で用いられる用語で、ネットワーク上で最終的なアクセスを行う端末装置のことを指します。
具体的には、PC、スマートフォン、タブレット、サーバやルーターなどのハードウェア、あるいはOS、アプリケーション、セキュリティソフトウェアなどのソフトウェアなどが、エンドポイントに該当します。
エンドポイントは、単にアクセスするだけではなく、情報を送信する役割も持ちます。例えば、メールやファイル共有サービスを利用する際には、エンドポイントからデータを送信し、サーバーに蓄積させ、別のエンドポイントにデータを転送することができます。
また、エンドポイントには様々なセキュリティ上の問題があります。クラッカーに悪用されると、企業や個人の情報漏えいや不正アクセスの原因となるため、エンドポイントのセキュリティ対策が重要となっています。
エンドポイントの管理には、マネージドエンドポイントとアンマネージドエンドポイントの2つのタイプがあります。マネージドエンドポイントは、事前に管理されたエンドポイントであり、アンマネージドエンドポイントは、ネットワーク上に存在するが管理されていないエンドポイントであります。
マネージドエンドポイントの場合、エンドポイント管理ソフトウェアが導入されているため、セキュリティ上のリスクが低く、さまざまな制御ができます。一方、アンマネージドエンドポイントの場合、管理されていないため、各々が個別にセキュリティ対策を講じる必要があります。
最近では、IoTデバイスが増加傾向にあります。IoTデバイスもエンドポイントの1つであり、セキュリティリスクにも直面しています。IoTデバイスの管理も、エンドポイント管理と同様に重要視されており、IoTセキュリティが注目されています。
以上のように、エンドポイントは、IT業界で重要な概念であり、セキュリティ上のリスクにも直面しています。企業や個人にとっては、エンドポイントのセキュリティ対策を講じることが大切です。