• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「フレームワーク」について解説!

あらゆる業種でIT技術の進化により、開発工数を削減し、スピード感を高めることが求められています。その中で生まれたのが「フレームワーク」です。フレームワークとは、開発において共通的に必要とされる機能を設計・実装した、柔軟かつ拡張性のあるプログラミングの枠組みのことです。簡単に言えば、システム開発でよく使うプログラムのひな形のようなものです。

フレームワークは、開発業務における再利用性を高めることができます。開発者がフレームワークを使えば、再利用できるコードを用いることができるので、そこまで思い全部手作業で打ち込む必要がありません。繰り返し出力される部分に関しては、何度も書き直す必要がありません。

ただし、フレームワークをただ単に適用するだけでは、意義があるわけではありません。使うケースや自身でカスタマイズする必要があります。フレームワークには、前提となるパターンや設計哲学、関数などがあるため、それを適切に理解する必要があります。また、実装されていない機能の場合は、カスタマイズをすることもできるため、業務対応に合わせてフレームワークを変更することが必要になる場合もあります。

フレームワークは、様々な言語、目的、バージョンがあります。そのため、開発者はプロジェクトの目的やプログラミング言語に合わせたフレームワークを選択する必要があります。代表的なフレームワークとしてWebアプリケーションの開発に用いられているものとしては、「Ruby on Rails」、「Laravel」、「Django」があります。Webアプリケーション以外では、「Vue.js」などが代表的なフロントエンドフレームワークとして知られており、多くの開発者が使っているものです。

また、フレームワークは情報交換を強固にするためのものとして、JSON等といったAPIが存在します。JSONをAPIとして用いる場合、API定義としての役割を果たすことが多く、その定義にしたがってクライアント側で開発を進めることもできます。

フレームワークのメリットは、プログラマの作業効率を高め、様々な種類のアプリケーションに対して容易に対応できることです。また、カスタマイズが可能であるため、必要に応じてフレームワークの変更が行えます。一方、デメリットは、フレームワークの設定に時間がかかることや、自身に合わせたカスタマイズが必要になることが挙げられます。

以上のように、プログラムのひな形であるフレームワークは、IT業界で広く使われており、生産性向上やフォーマット統一の観点からも重要なツールとして認知されています。