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現場でよく聞くIT用語!!「バッファ」について解説!

バッファ」とは、コンピューターやプログラムでデータを一時的に蓄えるための場所のことです。言い換えると、データを一時的に保管する「貯水池」のようなものと考えてもらえば良いです。

この「バッファ」は、例えば急にたくさんのデータが入ってきたときに、一気に処理しようとするとコンピューターの負担が大きくなってしまいます。ですが、一旦データを「バッファ」に入れておけば、少しずつ処理をしていくことができ、コンピューターの負担も軽くなるのです。

例えば、小学生でも知っている「プリンター」について考えてみましょう。プリンターに印刷する命令を与えると、プリンターはすぐに印刷を始めます。しかし、たくさんのページを印刷するときには、プリンターが追いつかなくなってしまうことがあります。そんなときに、「印刷する前にデータをバッファにためておく」という方法があります。そうすると、少しずつ印刷していくことができるため、かなりスムーズに印刷することができるのです。

また、インターネットの動画を見るときも、「バッファ」が大切になってきます。動画を見るとき、一度にたくさんのデータをダウンロードしようとすると、途中で画像や音声が止まってしまうことがあります。「バッファ」を利用することで、動画を見ながら、一定量のデータをダウンロードしておくことができます。そのため、画像や音声が途切れることなく、スムーズに動画を見ることができるのです。

ということで、簡単にまとめると、コンピューターやプログラムの中でデータを一時的に溜めておく「貯水池」のような場所のことが「バッファ」です。データの一時的な保存場所として利用され、データを少しずつ処理することができるというメリットがあります。プリンターや動画再生など、日常生活でもよく利用される重要な機能のひとつです。