• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「仮想サーバー」について解説!

仮想サーバーとは、1台のサーバー上に、複数の仮想的なサーバーを作り出す仕組みのことです。サーバーとは、インターネット上で情報をやり取りするためのコンピューターのことで、たとえばウェブサイトを公開しているサーバーがあれば、そのサーバーにアクセスして、ウェブサイトを閲覧することができます。

しかし、1つのサーバー上で複数のウェブサイトを公開する場合、きちんと区別する必要があります。そこで、仮想サーバーが登場します。1つのサーバー上で複数の仮想サーバーを作成することで、それぞれのウェブサイトが独立した環境で公開され、他のウェブサイトに影響を及ぼすことがありません。

例えば、あなたが小学校の先生で、クラスの生徒たちとコミュニケーションを取るためのウェブサイトを作りたいと思ったとします。その場合、インターネット上で、ホスティング会社というところからサーバーを借り、ウェブサイトを公開します。しかし、別の小学校の先生も同じように、ホスティング会社からサーバーを借りてウェブサイトを公開しているとしたら、両者のウェブサイトが混ざってしまうことが考えられます。

そこで登場するのが、仮想サーバーです。ホスティング会社が提供するサーバー上で、あなたのウェブサイト専用の仮想サーバーを作成することができます。この仮想サーバー内では、あなたのウェブサイト専用に、必要なプログラムや設定がされているため、他のサイトと混ざってしまうことはありません。

このように、仮想サーバーを利用することで、複数のウェブサイトを公開する際に、きちんと分けることができます。また、1つのサーバー上で複数の仮想サーバーを作成できるため、サーバーの効率も上がり、コスト削減にもつながります。

最近では、仮想サーバーを提供するクラウドサービスも登場しており、より柔軟なサーバー環境を実現することができます。仮想サーバーを使えば、ウェブサイトを公開するだけでなく、データベースやアプリケーションなども運用することができるため、企業や個人にとって非常に便利な仕組みです。