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現場でよく聞くIT用語!!「セキュリティ・システム」について解説!

セキュリティ・システムとは、情報セキュリティを確保するために設置されるシステムのことです。情報セキュリティとは、情報資産(データやシステム)を機密性、完全性、可用性などの観点から保護することであり、セキュリティ・システムはこの目的を達成するために導入されます。

セキュリティ・システムには、主に以下のような種類があります。

1. アクセスコントロールシステム
アクセスコントロールシステムは、認証や認可を通じて、情報資産へのアクセスを管理するシステムです。パスワード認証や、カードキーなどの物理的なキーを使った認証が一般的です。また、最近では生体認証を利用したシステムも登場しています。

2. ファイアウォール
ファイアウォールは、外部からの不正なアクセスや攻撃を防ぐためのシステムです。特定の通信を遮断するルールを設定することで、不正なアクセスをブロックします。

3. 暗号化技術
暗号化技術は、情報を暗号化することで、不正アクセスや盗聴から情報を守るための技術です。従来のシンプルな暗号化方式から、公開鍵暗号技術や量子暗号技術など、高度な技術まで幅広く存在します。

4. インシデント・レスポンスシステム
インシデント・レスポンスシステムは、セキュリティ上の問題発生時に、適切に対応するためのシステムです。インシデントの発生や検出、通知、報告、対策や復旧など、適切なプロセスを経て行います。

5. バックアップシステム
バックアップシステムは、情報資産を定期的にバックアップすることで、情報の永続性と可用性を確保するためのシステムです。定期的なバックアップは、災害や情報漏洩、ランサムウェアによる攻撃などの被害を最小限に抑えることができます。

以上が、IT業界で使われる代表的なセキュリティ・システムです。ただし、常に新たな脅威が生まれるため、セキュリティ・システムの改善や技術の進化が求められます。