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現場でよく聞くIT用語!!「クライアント・サーバー型」について解説!

クライアント・サーバー型」とは、情報システムにおけるシステム構成の一つであり、複数のコンピュータが相互にデータをやりとりする場合において、データを要求する側(クライアント)とデータを提供する側(サーバー)の二者間でデータの入出力を行う方式のことを指します。

具体的には、情報の要求を行う側であるクライアントから、対象となる情報を提供する側であるサーバーに対して、必要な情報をリクエスト(要求)し、それをサーバーが処理して応答(返答)するという流れで情報のやりとりが行われます。この際、クライアントの側で情報を加工・表示・保存する処理が行われます。

この方式は、一般的には、クライアント・サーバーアーキテクチャと呼ばれ、情報システムの構成において最も基本的な形式の一つとして広く利用されています。また、クライアント側でハードウェアソフトウェアを最小限に抑えることができるため、コスト削減やシステムの柔軟性の確保が容易であるという利点を持っています。

しかし、この方式の欠点としては、クライアントからのリクエストが集中すると、サーバーの負荷が高くなり、作業効率が低下するということが挙げられます。また、通信の低速化やサーバー障害の発生などにより、情報の提供が遅れたり、提供ができなくなることがあります。

このように、クライアント・サーバー型は、情報システムにおける基本的なシステム構成の一つであり、その利点と欠点があるものの、ビジネスにおいて大量の情報を扱う際には必要不可欠な構成となっています。