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現場でよく聞くIT用語!!「クッキー」について解説!

クッキー」とは、PCやモバイル端末のウェブブラウザにおいて、ユーザーがあるウェブサイトにアクセスした際に、そのウェブサイトからユーザーの端末に保存される小さなテキストファイルのことを指します。

クッキーには主に2つの種類があります。1つ目の「セッションクッキー」は、ウェブサイトへのアクセス中に一時的に保存され、ブラウザを閉じると削除されます。2つ目の「永続クッキー」は、設定した期間だけ端末上に保存され、再度アクセスすると自動的に読み込まれ、ユーザーの設定や利用状況などを復元することができます。

クッキーにより、次のような機能が実現されています。

1. ログイン情報の保存

クッキーを利用することで、ユーザーがログインした際の情報(IDやパスワードなど)を端末に保存し、再度同じウェブサイトにアクセスした際に、手動でログイン情報を入力する手間を省くことができます。

2. ショッピングカートの機能拡張

オンラインショップなどのウェブサイトでは、商品をカートに入れた際の情報をクッキーとして保存しておくことで、カート内の商品情報を復元したり、継続的に同じ商品を取り扱う際に便利な機能を提供することができます。

3. ユーザーの利用状況の追跡

クッキーを活用することで、ウェブサイトにアクセスしたユーザーの利用状況を追跡することができます。これにより、ウェブサイトの改善や、より適切な広告配信などのマーケティング戦略に役立てることができます。

以上のように、クッキーはウェブサイト利用者にとっても、ウェブサイト運営者にとっても、大きなメリットをもたらす技術です。しかし、ユーザーのプライバシーに関わる情報を暴露する可能性があるため、端末への保存や利用には慎重さが必要です。最近では、EUの一般データ保護規則(GDPR)や日本の個人情報保護法など、プライバシー保護を強化する法律も制定されています。