• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「URI」について解説!

URI(Uniform Resource Identifier)は、ウェブ上のリソース(Webリソース)を一意に識別するためのアドレスの形式です。ウェブ上の特定のリソースを指し示すための一意の識別子であり、URL(Uniform Resource Locator)としても知られています。

URIは、ネットワーク上の様々なリソースを一貫した方法で指し示すための形式です。URIは、プロトコル(http、httpsなど)を使用してアクセスするリソースを特定し、そのリソースが存在する場所を示すアドレスを提供します。URIの形式は、特定のスキーム(Scheme)に準拠しています。スキームは、リソースを特定するためのルールセットであり、URIの先頭にスキーム名を記述することで示されます。

例えば、以下のURIは様々な情報を指し示します。

– http://example.com/index.html
– https://example.com/doc.pdf
– ftp://example.com/files/archive.zip
– mailto:user@example.com

URIの基本構造は次のようになります。

[scheme]://[authority]/[path]?[query]#[fragment]

– scheme: 使用されるプロトコルを指定します。例えば、http、https、ftpなどがあります。
– authority: リソースのホスト名や権限を示します。ホスト名が省略されている場合、現在のアクセス元のホストがデフォルトとして使用されます。
– path: リソースのパスを示します。ホスト名やプロトコルと組み合わせて、リソースの場所を指定します。
– query: リソースに対するクエリパラメータを指定します。主に検索やフィルタリングのために使用されます。
– fragment: ページ内の特定の場所を指し示すためのアンカーを指定します。例えば、ページ内の特定のセクションや位置に直接リンクするのに使用されます。

URIは、ウェブブラウザなどのクライアントソフトウェアがリソースにアクセスするための重要な役割を果たしています。URIを使用することで、リソースの場所や特定の操作を指定し、それに応じた結果を取得することができます。また、URIはハイパーリンクの基礎となっており、ウェブ上のリソースへの簡単なナビゲーションを実現しています。

以上のように、URIはウェブ上のリソースを一意に識別するためのアドレスの形式であり、HTTPやFTPなどのプロトコルと組み合わせて特定のリソースを指し示します。URIはウェブの普及とともに重要性を増し、現代のIT業界において広く使用されています。