• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「クエリ」について解説!

クエリ」とは、データベースから情報を取り出すために使われる問い合わせ文のことを指します。IT業界では、データベースに格納された大量のデータから必要な情報を取得することが重要な業務となっており、そのためにクエリが活用されています。

クエリは、データベース管理システム(DBMS)の専用言語であるSQL(Structured Query Language)を使って記述されます。SQLは、データベースにアクセスするための汎用的な言語であり、多くのデータベース管理システムで用いられています。

一般的に、クエリはSELECT文を使って書かれます。この文の構文は以下のようになります。

SELECT 列名1, 列名2, … FROM テーブル名 WHERE 条件式;

列名は、取得するデータの列名を指定します。テーブル名は、データを取り出すテーブル名を指定します。条件式は、取得するデータの条件を指定します。この文を実行することで、指定された条件に一致するデータを取り出すことができます。

クエリは、複雑な条件や集計処理なども行うことができます。たとえば、以下のような例があります。

・複数のテーブルからデータを取り出す
複数のテーブルにまたがるデータを結合して取り出すことができます。
・ソートする
取り出したデータを昇順や降順に並べ替えることができます。
・集計処理を行う
取り出したデータをグループ化して、平均値や総和などの統計情報を求めることができます。
・サブクエリを使う
クエリの中にクエリを作成し、複雑な条件に対応することができます。

クエリは、SQLを使ってデータベースを操作する上で欠かせない重要な技術です。データ分析やビジネスインテリジェンスなど、さまざまな分野で活用されており、データベースにアクセスする上で必要なスキルのひとつとなっています。