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現場でよく聞くIT用語!!「SELECT文」について解説!

SELECT文は、データベース管理システム(DBMS)で使用されるクエリ言語の一つであり、情報を抽出するために使用される重要なコマンドです。SELECT文を使用することで、データベース内のテーブルから指定された条件に一致するデータを取得することができます。

SELECT文は、次のような構文で使用されます。

SELECT [列名] FROM [テーブル名] WHERE [条件]

まず、SELECTキーワードがクエリの開始を示します。次に、[列名]の部分には、抽出したいデータの列名を指定します。複数の列を指定する場合は、列名をカンマで区切ります。例えば、”SELECT name, age”とすることで、nameとage列のデータを抽出することができます。

次に、FROMキーワードの後に、データを抽出するテーブルの名前を指定します。抽出するデータが複数のテーブルにまたがる場合は、テーブル名をカンマで区切ります。

最後に、WHEREキーワードの後に、抽出するデータの条件を指定します。条件は、列名と比較演算子(等号、不等号など)を使用して指定できます。例えば、”WHERE age > 20″とすることで、20歳よりも年齢が大きいデータのみを抽出することができます。

SELECT文は、データの抽出だけでなく、ソートや集計などの処理も行うことができます。たとえば、”SELECT name, age FROM students ORDER BY age DESC”とすることで、studentsテーブルのデータを年齢の降順でソートして抽出することができます。

また、SELECT文には各種の関数も組み合わせることができます。COUNT関数は、指定された条件に一致するレコードの数を取得できます。SUM関数は、指定された条件に一致する数値型の列の合計を取得できます。例えば、”SELECT COUNT(*) FROM students”とすることで、studentsテーブルの全レコードの数を取得することができます。

さらに、GROUP BYキーワードを使用することで、データをグループ化して集計することもできます。例えば、”SELECT gender, COUNT(*) FROM students GROUP BY gender”とすることで、studentsテーブルのgender列の値ごとにグループ化し、各グループのレコード数を取得することができます。

以上が、IT業界で使用されるSELECT文の基本的な使い方と機能です。データベースから必要な情報を抽出するために、SELECT文は非常に重要な役割を果たしています。