はじめに:三浦璃来とはどんな選手?
2026年2月16日、ミラノ・コルティナ五輪で日本ペア史上初の金メダルを獲得し、Googleトレンドで急上昇中の三浦璃来(みうら・りく)。
「りくりゅう」の愛称で木原龍一とともに世界のトップに君臨する彼女は、どのような経歴を持ち、どうやって世界王者へと上り詰めたのでしょうか。シングルからペアへの転向、木原龍一との奇跡の出会い、そして金メダル獲得までの軌跡を徹底解説します。
三浦璃来の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 三浦璃来(みうら・りく) |
| 生年月日 | 2001年12月17日 |
| 年齢 | 24歳(2026年2月現在) |
| 出身地 | 兵庫県宝塚市 |
| 身長 | 146cm |
| 学歴 | 中京大学スポーツ科学部卒業 |
| 所属 | 木下グループ |
| マネジメント | IMG |
| パートナー | 木原龍一(2019年〜) |
5歳からスケート開始、シングルからペアへ転向
三浦璃来は2006年、5歳の時にスケートを始めました。兵庫県宝塚市という土地柄もあり、幼い頃から氷上での才能を発揮していきます。
当初はシングルスケーターとして活動していましたが、後にペアへ転向。日本選手が苦手としてきたペア競技において、数々の最高成績を更新していく選手へと成長していきます。ジュニア時代には市橋翔哉とペアを組み、全日本ジュニア選手権などで活躍しました。
2019年、木原龍一との運命の出会い「りくりゅう」誕生
三浦璃来の人生を変える転機が訪れたのは2019年6月です。当時、前パートナーとの解消後に新たなバディを探していた三浦は、すでにソチ2014・平昌2018でオリンピック2大会連続出場を果たし、引退も考えていた木原龍一に声をかけました。
中京大学で行われたトライアルでのこと。木原はペアトライアルの手伝いをしていただけで、「独立リーグ(野球)を受けようかな」と冗談交じりに引退を考えていました。その時、コーチのブルーノ・マルコット氏が不意に叫びました。「リュウイチ、靴をはけ!」
三浦と木原がリンクに戻り、シングルのツイストリフトを試したところ、驚くほどの高さが出たのです。この瞬間、日本スケート連盟の関係者は「これはいけると思った」と振り返ります。木原も「あの感触は本当にびっくりして。これならひょっとしたらって思った」と後に語っています。
こうして**三浦璃来・木原龍一組「りくりゅう」**が誕生しました。木原が自動ドアに足をかけるのがあと一歩でも早かったら、このペアは誕生していなかったかもしれません。
北京五輪で日本初の快挙、年間グランドスラム達成
2019年にペアを結成した直後は、新型コロナウイルスのパンデミックで国際大会への出場機会が限られました。しかし2人はカナダを拠点にひたすら練習を積み重ね、2022年北京五輪で団体銀メダル、個人では日本ペア史上初の入賞となる7位に輝きました。
そして2022-2023シーズン、りくりゅうは快進撃を見せます。グランプリシリーズのスケートカナダで日本ペア史上初優勝、NHK杯優勝に続き、グランプリファイナル、四大陸選手権、世界選手権でも制覇。フィギュアスケート全カテゴリを含めて日本選手初となる年間グランドスラムを達成しました。
2025年世界選手権2度目の優勝、そしてミラノ五輪へ
2023-2024シーズンは木原の腰椎分離症により試合を欠場することもありましたが、2024-2025シーズンには完全復活。四大陸選手権で優勝し、世界選手権では2度目の優勝を果たしました。
ミラノ五輪直前の2025年全日本選手権では、三浦が直前に左肩を脱臼するアクシデントに見舞われましたが、これまでの実績から2大会連続のオリンピック代表に選出。そして2026年2月16日、ショートプログラム5位からの大逆転で日本ペア史上初の金メダルを獲得しました。
9歳差ペア、お互いを支え合う関係性
三浦璃来(24歳)と木原龍一(33歳)は9歳差のペアです。結成当初は三浦が木原に敬語を使っていましたが、カナダでの長期滞在やコロナ禍を共に乗り越える中で、壁がどんどんなくなっていったといいます。
木原が「最近は尻に敷かれてきた」と冗談交じりに語れば、三浦は「違う、違う(笑)」と返す。そんな温かい雰囲気と信頼関係が「りくりゅう」の強さの秘密です。お互いの両親同士も仲が良く、「2家族もペアみたい」と語られるほど、家族ぐるみでの支え合いが2人を世界王者へと押し上げました。
まとめ:シングルからペアへ、そして世界の頂点へ
5歳でスケートを始め、シングルからペアへ転向。2019年に引退寸前だった木原龍一と奇跡的に出会い「りくりゅう」を結成した三浦璃来。わずか7年で年間グランドスラム、世界選手権2度優勝、そしてミラノ五輪金メダルという偉業を成し遂げました。その才能と努力、そして木原との強い信頼関係が、日本フィギュア界の歴史を塗り替えたのです。
▶ 日本スケート連盟公式:フィギュアスケート ▶ Wikipedia:三浦璃来 ▶ 中京大学公式サイト:スポーツ科学部


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