TypeScriptを使っていると、型定義が増えてコードが複雑になってくることがあります。
そんなときに便利なのが「型エイリアス」です。
型エイリアスを活用することで、
✅可読性が向上
✅メンテナンスしやすい
そんなコードを書くことができます。
本記事では、
「TypeScriptの型エイリアスとは?基本と使い方を解説!」
と題し、型エイリアスの基本的な使い方から、実践的な活用方法までを詳しく解説します。
型エイリアスとは?
型エイリアス(Type Alias)とは、type キーワードを使って特定の型に別名をつける機能です。
これにより、複雑な型定義を簡潔に表現し、再利用性を高めることができます。
基本的な使い方
type UserName = string;
let name1: UserName = "Taro";
let name2: UserName = "Hanako";
この例では、UserName という型エイリアスを作成し、それを string 型の代わりに使用しています。これにより、可読性が向上し、意味のある型名を定義できます。

1度定義してしまえば、その型定義を使いまわせるってことだね!
型エイリアスの活用方法
ユニオン型との組み合わせ
型エイリアスはユニオン型とも組み合わせることができます。
type Status = "active" | "inactive" | "pending";
let userStatus: Status = "active"; // OK
// let invalidStatus: Status = "deleted"; // エラー

このように、特定の値のみを許容する型を定義できるため、安全性が向上します!
ユニオン型について知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
オブジェクト型の定義
オブジェクトの型定義も型エイリアスを使うことで簡潔に記述できます。
type User = {
id: number;
name: string;
email?: string; // オプショナルプロパティ
};
const user1: User = {
id: 1,
name: "Taro",
};

これにより、同じ構造のオブジェクトを複数定義するときに便利です!
配列や関数の型定義
配列や関数の型にも型エイリアスを活用できます。
type User = {
id: number;
name: string;
email?: string; // オプショナルプロパティ
};
// Userの型定義に当てはまるオブジェクトの配列を定義できる
type UserList = User[];
// 関数の型定義
// 引数:string 戻り値:string
type Greet = (name: string) => string;
const greetUser: Greet = (name) => `Hello, ${name}!`;

これにより、型定義の一貫性を保ちつつ、可読性も向上します!
まとめ
本記事では、「TypeScriptの型エイリアスとは?基本と使い方を解説!」と題して、
型エイリアスの基本的な使い方から、実践的な活用方法までを詳しく解説してきました。
型エイリアスは、TypeScriptの型定義をより簡潔にし、再利用性を高める強力な機能です。
以下のような特徴がありました。
✅type を使って型エイリアスを定義できる
✅定義した型エイリアスは、変数定義の際に使いまわせる
✅ユニオン型やオブジェクト型の定義に便利
TypeScriptの型エイリアスを活用して、より可読性の高いコードを書いていきましょう!
コメント