TypeScriptには型安全性を強化するためのさまざまな機能がありますが、その中でも 「リテラル型」 は特定の値のみを許容し、意図しない値の代入を防ぐのに役立ちます。
たとえば、”red” や “blue” など、決まった値しか使えない変数を定義したいとき、リテラル型を使うことで 意図しない値の入力を防ぐ ことができます。
本記事では、
「TypeScriptのリテラル型を使いこなそう!初心者向けガイド」
と題して、TypeScriptのリテラル型について以下の流れで解説します。
リテラル型とは?
TypeScriptの「リテラル型」とは、 特定の値だけを許容する型 のことです。
たとえば、通常の string 型の変数は どんな文字列でも代入可能 ですが、リテラル型を使うと 指定した値しか代入できなくなります。
// string 型
let color1: string;
color1 = "red"; // OK
color1 = "yellow"; // OK(どんな文字列でもOK)
// リテラル型
let color2: "red" | "blue" | "green";
color2 = "red"; // OK
color2 = "yellow"; // エラー!(許可されていない値)

ゆーや
型のところに「red」など、具体的に書くのが「リテラル型」だよ!
リテラル型の種類
リテラル型には、次の3種類があります。
① 文字列リテラル型(String Literal Type)
特定の文字列のみを許可する型。
let direction: "up" | "down" | "left" | "right";
direction = "up"; // OK
direction = "right"; // OK
direction = "forward"; // エラー!
② 数値リテラル型(Numeric Literal Type)
特定の数値のみを許可する型。
let statusCode: 200 | 400 | 404 | 500;
statusCode = 200; // OK
statusCode = 201; // エラー!
③ 真偽値リテラル型(Boolean Literal Type)
true または false のどちらかのみを許可する型。
let isEnabled: true;
isEnabled = true; // OK
isEnabled = false; // エラー!(true しか許可されていない)
まとめ
本記事では、「TypeScriptのリテラル型を使いこなそう!初心者向けガイド」と題して、リテラル型についてご紹介しました!
リテラル型は 「特定の値のみを許可する型」 であり、通常の string や number 型と異なり、意図しない値の代入を防ぐことができます。
また、リテラル型には、次の3種類があります。
✅文字列リテラル型(特定の文字列のみを許可)
✅数値リテラル型(特定の数値のみを許可)
✅真偽値リテラル型(true または false のどちらかのみを許可)
これらを踏まえて、次のステップに進みたい方は以下の記事をご覧ください!
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