• IT用語に迷ったらここを見よ!

現場でよく聞くIT用語!!「内部結合」について解説!

内部結合」とは、データベース管理システムにおけるテーブルの結合方法の一つで、複数のテーブルから共通の値を持つ列を持つレコードを集め、新しいテーブルを作成する方法です。

具体的には、あるテーブル(A)と別のテーブル(B)があり、それぞれに同じ列(例えば、顧客ID)を持っているとします。この場合、内部結合を使用して、2つのテーブルから共通の値を持つ行を取得し、新しいテーブル(C)を作成できます。結合されたテーブルCには、AとBの両方のテーブルから取得されたすべての列が含まれます。

内部結合の主な目的は、異なるテーブルにまたがるデータの関係を特定し、これらのテーブルからデータを結合して、より包括的なビューを作成することです。例えば、顧客情報を含む1つのテーブルと顧客注文情報を含む別のテーブルがある場合、内部結合を使用して、注文情報を特定した特定の顧客に関連付けることができます。

内部結合にはいくつかの種類があります。最も一般的なのはイコール(=)演算子を使用した等価結合です。これは、参照する2つの列に同じ値が含まれる場合にレコードを結合します。別の種類の結合は、比較演算子や不等号(<、>)を使用する不等価結合で、指定した条件に一致するレコードのみを結合します。

内部結合は、異なるテーブルのデータを結合するときに非常に便利です。そのため、データベース管理システムの開発者やデータ解析の専門家たちは、内部結合を中心的なツールとして使用しています。内部結合を使用することで、単一のビューに複数のテーブルの情報を結合することができるようになります。したがって、内部結合は、データの完全性を維持しながらより包括的なデータのビューを作成するために、重要な手法となっています。