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現場でよく聞くIT用語!!「マネージドエンドポイント」について解説!

マネージドエンドポイントとは、企業や組織内で使用される、ユーザーが利用するパソコンやスマートフォンなどの端末の管理を行うためのソリューションのことを指します。具体的には、企業が保有するPCやスマートフォンなどの端末のセキュリティ管理やアクセス制御、アップデート管理、適切な設定の配布、データバックアップなどを一元的に管理することができます。

マネージドエンドポイントは、企業の情報セキュリティ強化や業務効率の向上などに大きく貢献します。例えば、不正アクセスやウイルス感染の危険がある場合、適切な対策を即座に実施することができます。また、社員が使い勝手のよい環境で業務に取り組むことができ、生産性が向上することが期待できます。

マネージドエンドポイントは、主に以下の機能があります。

1. システム管理機能

セキュリティポリシーやアクセス制御、アップデートやパッチ適用情報の管理、ネットワーク接続環境の設定管理、マルウェア検出と駆除など、システム全体の状態や環境を一元管理することができます。

2. セキュリティ管理機能

不審な外部接続の検知やブロック、権限の付与や制限、不正プログラムの発見や防止、ファイル暗号化や削除制限、アンチウイルスなどによるセキュリティ対策を行うことができます。

3. アプリケーション管理機能

PCやスマートフォンにインストールされているアプリケーションの管理やインストールの禁止、更新プロセスの自動化、さまざまなアプリケーションの利用制限、利用可能なアプリケーションの決定などを行うことができます。

4. デバイス管理機能

デバイス(端末)に接続されたUSBメモリーや外付けHDD、カメラなどの利用制限、デバイスの紛失や盗難の場合のリモートロックやデータの削除などを行うことができます。

5. ネットワーク管理機能

VPNやWIFIの利用制限、ネットワーク接続の設定管理、不正接続の検知など、ネットワーク環境におけるセキュリティ対策を行うことができます。

以上が、マネージドエンドポイントの主要な機能です。企業や組織で必要なセキュリティ対策を網羅的に実施することができます。また、社員が安心して仕事に取り組むことができ、生産性が向上するなどのメリットもあるため、導入が進んでいます。