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現場でよく聞くIT用語!!「セッション」について解説!

セッション」とは、IT業界でよく使われる用語の一つで、プログラムやシステム間の通信や取り決めを行うために用いられる単位を指します。具体的には、Webアプリケーションやクライアント・サーバー型のシステム開発において、クライアントとサーバーの通信単位として利用されます。

セッションは、Webアプリケーションにおいては、ユーザーがWebサイトにアクセスしてからログアウトするまでの一連の流れを指します。例えば、ECサイトで買い物をしているとき、カートに商品を追加したり、決済画面に進んだりするときに「セッションID」と呼ばれる一意の識別番号が発行されます。このIDを使用して、サーバー側でユーザーのアクションを管理したり、ユーザーが操作しているページの情報を保存することができます。

また、セッションは、クライアント・サーバー型のシステム開発においても重要な役割を果たします。例えば、ネットワーク上でクライアント側のアプリケーションがサーバー側のアプリケーションにリクエストを送信する場合、セッションを開始してから、必要な処理が完了するまでの一連の流れを管理する必要があります。

このように、セッションは、Webアプリケーションやクライアント・サーバー型のシステム開発において、通信や情報保存を管理するために非常に重要な役割を果たしています。セッションが正しく機能しない場合は、アプリケーションの正常な動作が妨げられるため、セッションの実装や設計は非常に慎重に行う必要があります。