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現場でよく聞くIT用語!!「TCP/IP」について解説!

TCP/IPとは、多くの人がインターネットを利用するための技術の一つです。インターネットは、世界中のコンピューター同士がつながっている巨大なネットワークのことです。TCP/IPは、このネットワーク内で情報をやりとりするための方法を統一しています。

TCP/IPには、TCPとIPの2つのプロトコルがあります。TCPとは、Transmission Control Protocol(転送制御プロトコル)の略です。これは、安定した通信を行うためのルールです。IPとは、Internet Protocol(インターネット・プロトコル)の略で、インターネット上で情報を送受信するためのプロトコルです。

TCP/IPは、「パケット通信」という方式で通信を行います。コンピューター同士が通信する際に、送信元のコンピューターは情報を小分けにして送信し、受信側のコンピューターはその小さな情報を受け取って再構築するという方法です。このようにパケットに分けることで、情報が失われたり、破損したりすることを防ぎ、大量の情報を迅速に送信することができます。

TCP/IPには、送信元のコンピューターと受信側のコンピューターが通信を始める前にやり取りする「ハンドシェイク」という手順があります。これによって、通信相手が存在しているかどうか、通信相手の状態はどうかを確認し、通信を始める前に準備を整えます。

また、TCP/IPは、世界中の様々なコンピューター同士が接続できるように設計されています。また、コンピューター同士が階層的に繋がっており、上位のコンピューターから下位のコンピューターへと順次情報が伝わっていくようになっています。

最後に、TCP/IPは、世界中で標準的に利用されているため、さまざまな機器やシステムがTCP/IPに対応していることが多いです。このため、インターネットを利用して情報をやりとりする際には、TCP/IPが使われていることがほとんどです。