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現場でよく聞くIT用語!!「トポロジー」について解説!

IT業界において、「トポロジー」とは、ネットワークの構成や接続方式を表す言葉です。つまり、トポロジーとは、ネットワーク上のコンピュータやサーバールーターなどがどのように接続され、どのようなネットワーク構成であるかを表すものです。

一般的に、IT業界において使用されるトポロジーとしては、バス型、スター型、ツリー型、リング型、メッシュ型などが挙げられます。それぞれ、特徴や利点・欠点があります。

まず、バス型トポロジーは、コンピュータやサーバーを一本のメインケーブルで接続し、それぞれがこのケーブルから情報を受け取る方式です。バス型トポロジーの特徴は、接続が簡単で、コストが安く抑えられることです。一方、欠点としては、一本のケーブルにトラブルが生じると、ネットワーク全体がダウンすることがあることや、複数の端末が同時にアクセスすると、衝突が発生しパフォーマンスが低下することが挙げられます。

次に、スター型トポロジーは、ハブやスイッチを中心にして、端末を接続する方式です。スター型トポロジーの特徴は、障害が発生した場合でも、その影響が限られることや、ネットワークの拡張が容易であることが挙げられます。一方、欠点としては、ハブやスイッチが故障するとネットワーク全体がダウンすることや、コストが高くなることが挙げられます。

また、ツリー型トポロジーは、複数のスター型トポロジーを組み合わせたもので、階層状に接続されています。ツリー型トポロジーの特徴は、スター型トポロジーの利点を生かしつつ、大規模なネットワークを構築できることが挙げられます。一方、欠点としては、複雑になり、管理が難しくなることが挙げられます。

さらに、リング型トポロジーは、コンピュータやサーバーを同心円状に接続している方式で、各ノードが同時に送信と受信を行い、情報が巡回するように流れます。リング型トポロジーの特徴は、高速で信頼性があることが挙げられます。一方、欠点としては、ノードが減少した場合、全体のパフォーマンスが低下することが挙げられます。

最後に、メッシュ型トポロジーは、全てのノードが直接接続されている方式で、冗長性が非常に高く、信頼性が高いことが特徴です。一方、欠点としては、ノード数が多くなるとコストが非常に高くなることや、管理が非常に複雑になることが挙げられます。

以上、IT業界で使用されるトポロジーの特徴や欠点について説明しました。ネットワークの規模や用途に合わせて、適切なトポロジーを選択することが重要です。