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現場でよく聞くIT用語!!「REST」について解説!

RESTとは、Representational State Transferの略語であり、Webサービスやアプリケーションの分散アーキテクチャの設計原則のひとつです。RESTは、クライアントとサーバー間での通信を容易にし、リソースの状態を表現し、操作を定義する方法を定めています。

RESTは、HTTPプロトコルに基づいており、リソースを一意に特定し、HTTPリクエストを送信して操作対象のリソースを変更することができます。RESTの重要な概念には、リソース、HTTPメソッド、ステータスコード、ハイパーメディア制御があります。これらの概念を理解することが、RESTの設計原則を理解するために必要です。

リソースは、インターネット上に存在する何らかのものを表します。これは、Webページ、画像、動画、データベースのエントリ、などが含まれます。RESTのリソースは、URI(Uniform Resource Identifier)で一意に参照されます。URIは、例えばhttps://example.com/api/product/123という具合に、階層的な構造を持ちます。

RESTでは、HTTPメソッドを使ってリソースを操作します。主なHTTPメソッドには、GET、POST、PUT、DELETE、PATCHなどがあります。GETは、URIで指定されたリソースを取得するために使用され、POSTは、リソースを作成するために使用されます。PUTは、指定したURIのリソースを更新するために使用され、DELETEは、指定したURIのリソースを削除するために使用されます。PATCHは、リソースの一部を更新するために使用されます。

HTTPステータスコードは、リクエストの処理の状態を示します。ステータスコードは、HTTPレスポンスの一部であり、成功や失敗、リダイレクトなどを示します。ステータスコードの一般的な例には、200 OK、201 CREATED、400 BAD REQUEST、404 NOT FOUND、500 INTERNAL SERVER ERRORなどがあります。

ハイパーメディア制御は、RESTの重要な概念のひとつであり、サーバー側からクライアント側に、リンクの形式で情報を提供することによって、クライアント側が次に実行するべきアクションを判断することを容易にします。これによって、アプリケーションの柔軟性が高まり、エラー処理も簡素化されます。

以上がRESTの概要です。RESTは、クラウドベースやマイクロサービスの世界で人気が高まっており、多くの開発者が採用しています。RESTの設計原則は、インターネットやWebの設計原則を簡潔化したものであり、RESTの使用は、Web開発者にとっても大変有用です。