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現場でよく聞くIT用語!!「クラウド」について解説!

クラウド」とは、複数のコンピューターやサーバーに分散されたリソースを、インターネットを介してユーザーに提供する技術の総称です。従来の場合、自社内にサーバーやストレージを保有する必要がありましたが、クラウドを利用することで、ユーザーは〝借りる”ことによって、必要なリソースを手軽に利用することができます。

クラウドには、大きく分けて3つの層が存在します。最下層が「インフラストラクチャー・サービス(IaaS)」で、サーバーやストレージなどのITインフラを提供します。次に、IaaSの上には「プラットフォーム・サービス(PaaS)」があり、データベースアプリケーションを開発・実行するための環境を提供します。そして最上層が「ソフトウェア・サービス(SaaS)」で、ユーザーが利用するアプリケーションやサービスを提供します。

クラウドを利用するメリットは、以下のようなものがあります。

1. コスト削減
自社内でITインフラを保有する場合、運用コストや管理費用がかかりますが、クラウドを利用することでこれらの費用を削減することができます。必要な場合に必要な分だけ借りることができ、不要になった場合は返却することもできます。

2. 拡張性が高い
企業のビジネスニーズに応じて、必要な分だけクラウドを利用することができるので、柔軟な拡張性があります。また、急激なトラフィックの増加にも柔軟に対応することができます。

3. セキュリティが高い
クラウドプロバイダーは、自社のサービスに対してセキュリティを徹底的に保持しています。また、データセンターにおいても、セキュリティを最優先に考えて設計され、管理されています。

4. アップデートが容易
クラウドを利用する場合、システムやアプリケーションのアップデートを、プロバイダーが自動で行ってくれる場合があります。これによって、自社内で行うアップデート作業の手間や、時間を削減することができます。

ただし、クラウドを利用する場合には、以下のような注意点もあります。

1. データの持ち出しが難しい
クラウドにデータを保存する場合、自社で保有していた場合と比べて、データを持ち出すことが難しくなります。また、クラウドプロバイダーが倒産した場合、自社で保有していた場合と比べて再びアクセスできなくなる可能性があります。

2. ネットワークの安定性が必要
クラウドを利用する場合、インターネットによってアクセスするため、ネットワークの安定性が必要となります。また、インターネット回線の故障や遅延によって、クラウドサービスを利用することができなくなる可能性があります。

3. サービスの品質が異なる
クラウドプロバイダーによって、サービスの品質が異なる場合があります。そのため、利用する前にはしっかりと調査する必要があります。

以上が、クラウドについての説明と注意点です。クラウドは、ビジネスに必要なさまざまなリソースを柔軟に利用することができるため、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。