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現場でよく聞くIT用語!!「インフラ」について解説!

インフラ(Infrastructure)は、IT業界において、システムやアプリケーションを支えるための基盤・設備のことを指します。具体的には、ネットワーク、サーバー、ストレージ、データベース、セキュリティ・システムなどが挙げられます。

ネットワークは、コンピューターや機器同士を接続するための仕組みです。社内ネットワークやクラウド上のネットワークなどがあります。多くの企業では、社内LANやWANを構築し、社員が業務をスムーズに行えるようにしています。また、VPNやセキュアな通信環境なども整えられ、外部との情報交換やアクセス制御を行っています。

サーバーは、コンピューターと比較して高性能で長時間稼働し続けることができるため、サービスを提供するための基盤として利用されます。大手IT企業のクラウドサービス、ECサイト、SNSなど、多くのサービスにはサーバーが必要です。サーバーは、多くのデータを蓄積し、プログラムを実行し、クライアントからのリクエストに対応することができます。

ストレージは、データを永久保存するために必要な媒体です。スマートフォンのカメラアプリ、クラウドストレージサービス、ビッグデータ分析など、多くの場面でストレージが利用されています。ストレージには、HDDやSSDなどの物理装置、クラウドストレージサービスなどがあります。

データベースは、多種多様なデータを高速に処理・管理するためのソフトウェアです。企業の業務システムやECサイトなど、多くのサービスで必要な機能です。データベースには、Oracle、SQL Server、MySQLなどの商用製品や、PostgreSQL、MongoDB、Redisなどのオープンソース製品があります。

セキュリティ・システムは、情報資産を保護するためのシステムです。企業の重要情報や個人情報の漏洩を防止するため、ファイアウォールやアンチウイルスソフト、IDS/IPS、セキュアな認証・アクセス制御システムなどを導入します。近年では、AIを活用したセキュリティ・システムも注目されています。

インフラは、システムやアプリケーションを支えるための基盤・設備であり、IT企業にとって重要な存在です。そして、クラウド技術やAIなどの進歩により、さらに高度なインフラが求められるようになっています。