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現場でよく聞くIT用語!!「SQL」について解説!

SQLとは、Structured Query Languageの略で、構造化クエリ言語と呼ばれます。データベース管理システム(DBMS)の操作により、データを取得、変更、削除するための標準的な言語です。膨大なデータを取り扱う場合に欠かせないツールで、IT業界において広く使われています。

SQLは、表を作成したり、表からデータを抽出したり、さまざまな条件で絞り込んだり、そしてデータを更新や削除するための命令を書く事ができます。これにより、大量のデータを効率的に扱うことが可能となります。また、SQLリレーショナルデータベースの操作に最適化された言語であり、リレーショナルデータベースを持つほとんどのシステムにおいて、この言語を使ってデータの操作を行います。

SQLには、データベース操作に必要なコマンドが多数あります。例えば、

SELECT:データベースのテーブルから指定した条件にマッチするデータを抽出するコマンドです。

INSERT:テーブルに新しいレコードを追加するコマンドです。

UPDATE:テーブル内のデータを更新するコマンドです。

DELETE:テーブル内のデータを削除するコマンドです。

WHERE:抽出するデータを絞り込むための条件を指定するコマンドです。

SQLは、規格化された言語であるため、様々なデータベースシステムでも同じ方法で利用できます。そのため、SQLを習得することで、異なるデータベースシステム間での移植性が高まります。

また、SQLはデータベースシステムにおけるセキュリティにも関わっており、不正アクセスや意図しないデータ変更を防止するための制限をすることができます。たとえば、データベースにアクセスするユーザーごとに、アクセスできるテーブルやフィールドを制限することができます。

SQLは、IT業界において非常に重要な役割を果たしています。企業や団体の多くは、データベースを保有しており、ビジネスを推進する上で必要不可欠なツールとなっています。SQLを理解し、上手く扱うことで、効率的な情報管理やデータ処理が可能になります。