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現場でよく聞くIT用語!!「ユーザーインターフェイス」について解説!

ユーザーインターフェイス」とは、コンピューターやスマートフォンなどの機器を使う時に、人と機械との間のコミュニケーションするための部分のことです。つまり、私たちが普段使っているアプリやゲーム、または各種ソフトウェアを操作するときに、私たちが見ている画面や、タッチ操作やキーボードやマウスなどで行う入力部分がユーザーインターフェイスの一部です。

例えばスマホが縦に持っていたときと横に持っていたときで、画面が自動で回転されたり、画面上のボタンを押して、電話をかけたりするのもユーザーインターフェイスの一部です。

ユーザーインターフェイスがうまく設計されていれば、私たちが使うことが自然で簡単に感じるようになっています。例えば、私たちがWebブラウザを開いて、新しいWebサイトを見たいとき、サイト名を入力する欄がすぐに見つかるように整理されていたり、ボタンをクリックするだけで編集や削除ができるようになっていたり、また、文字が小さくて見づらかった場合は画面の拡大・縮小機能が正確に反応するようになっていたり・・・など、様々な使い勝手のよい機能が付いていることがあわれるのがユーザーインターフェイスです。

また、最近はAI(人工知能)が進化して、音声操作で検索したり、スマホやパソコンなどに話しかけると、勝手に処理してくれるものが増えています。これもユーザーインターフェイスの一種と言えます。

しかし、正しく設計されていないユーザーインターフェイスは、反応が遅かったり、操作が難しかったりするため、使いづらく感じられます。これは、開発者がユーザーの声を聞くことなく、勝手に自分たちの考えで作ったためです。そのため、ユーザーの声に耳を傾けたり、実際に使ってみたりすることが、より使いやすいユーザーインターフェイスを設計する重要な要素です。

さらに、ユーザーインターフェイスは安全性にも関わっています。例えば、銀行のWebサイトで口座情報を入力する時、安全に情報を入力するためのパスワード設定や、ログインエラーがあった場合の処理などが設計されていることもユーザーインターフェイスです。これも、設計が不十分であれば、二重のボタン操作などで勝手に資産が動いてしまうなどの重大な問題が起こることがあるため、十分な配慮が必要となります。

要するに、ユーザーインターフェイスは、私たちが日常的に使っているパソコンやスマートフォンなどの機器をより使いやすくするための設計のことです。開発者たちは、私たちがスマートフォンを使って操作する際に、どのような画面が一番分かりやすいのか、またどこをどのようにタップすれば操作できるか、などを考えて、ユーザーインターフェイスをデザインしています。私たちユーザーとしては、使いやすさや安全性などを意識しながら、楽しく快適に利用できるようになることが大切と言えるでしょう。