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現場でよく聞くIT用語!!「NFT」について解説!

NFT」とは「Non-Fungible Token」(非代替トークン)の略語で、ブロックチェーン技術を用いて発行される一種のデジタル資産です。

まず、「ブロックチェーン技術」とは、データをブロックと呼ばれる単位に分け、それぞれのブロックが一定の手順や規則に従って繋がることで、改ざんや偽造を防ぐ分散型データ保存技術です。これにより、取引や資産管理などの信頼性や透明性を高めることができます。

一方、「トークン」とは、ブロックチェーンにおけるデジタル資産のことで、例えばビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨もトークンです。

そして、「非代替」というのは、同一性のある代替可能なものではなく、固有のコードや情報が割り当てられた、独自性のあるものを意味します。例えば、全く同じものはない絵画や写真のように、独自の価値や特徴を持つものに対して使われます。

つまり、「NFT」とは、ブロックチェーン技術を使って発行される独自性のあるデジタル資産のことであり、例えば音楽やアート作品、ゲームアイテムなどがその対象となります。

NFTには、専用の取引所やオークションがあり、所有権の移転が可能です。そして、その所有者が唯一の持ち主であることが証明されるため、高額な取引も行われています。

ただし、NFTの価値は市場価値に左右されるため、価格が変動することがあります。また、作品の創作者との約束事や著作権の問題もあるため、注意が必要です。

IT業界では、NFTが新しいビジネスモデルの一つとなっており、今後ますます注目されることが予想されます。